研究報告

日本人青年におけるED・うつ病・不安、生活の質との関係:横断的研究の論文掲載のご報告

早稲田大学総合研究機構応用脳科学研究所との共同研究において、「日本人青年を対象としたED・うつ病・不安、生活の質との関係」について研究を行いました。

ストレス関連疾患やメンタルヘルスケアのアプリ/システム開発事業を展開するロゴスサイエンス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:種村秀輝)は、本研究を終了し、その論文が掲載されましたので、お知らせします。

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Relationship Between Erectile Dysfunction, Depression, Anixiety, and Quality of Life in Young Japanese Men: A Cross-Sectional Study
【日本人青年におけるED・うつ病・不安・生活の質との関係:横断的研究】

抽象的な背景:
40歳未満のEDは主に心理社会的要因が原因であると一般的に考えられています。

目的:
この横断研究では、日本の若い男性のED、うつ病、不安、生活の質を評価しました。

方法:
オンライン調査を使用して、地域社会の幅広いサンプルからデータを収集しました。EDはIIEF-5のアンケートで評価され、うつ病、不安、生活の質についてはそれぞれPHQ-9、GAD-7、LISAT-8のアンケートで評価されました。カテゴリーデータはカイニ乗検定によって評価され、数値データは一元配置分散分析によって推定されました。事後テストは、タイプIエラーの制御に使用されるホルム法を使用して実施されました。コーエンのd指数は効果量として計算されました。

結果:
329名(年齢33.93±6.41歳)から有効な回答を得ました。IIEF-5スコアによると、EDのさまざまな重症度の分布は次のとおりでした:非ED 37.39%、軽度のED 18.24%、軽度から中等度のED 27.36%、中等度及び重度のED 17.02%。非ED男性とED男性の間で、うつ病と不安症に有意差はありませんでした。対照的に、非ED男性とED男性の間では生活の質に有意な差がありました(P<0.01)。

結論:我々は、うつ病や不安のほかに、心理社会的要因も日本の若い男性のEDの原因である可能性があり、EDはさまざまな側面で生活の質を低下させる可能性があると結論付けています。ED関連の心理社会的要因を測定する日本版尺度の開発が必要である。


【会社概要】

社名:ロゴスサイエンス株式会社
設立日:2022年2月24日
代表:代表取締役社長 種村秀輝
所在地:東京都港区虎ノ門一丁目1-21新虎ノ門実業会館5F
URL:  https://logossjp.com/
事業内容:
・メンタルヘルスプラットフォームの開発
・認知行動療法等を用いた治療用アプリの開発
・認知行動療法等を用いた企業/個人向けアプリの開発
・医療従事者向けメンタルヘルスメソッドプログラムの開発
・医療機器の開発、販売
・受託研究開発

【お問い合わせ】

ロゴスサイエンス株式会社
広報担当:田添

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