2000年から2022年までの約22年間、創業者メンバーとして香り・再生医療・細胞治療に関する事業で主導的役割を全うしてきました。しかし、先端事業でありましたが、「細胞治療で患者様の病状を良くできても、ストレス関連疾患や心因性の不調や困り事は根治できない」ことに気づきました。例えば、肝臓の悪い人に幹細胞を投与しても、ストレスで本人が暴飲暴食を繰り返し、肝臓を再び悪くするケースがあります。この心因性の問題を解決するために注目したのが認知行動療法であり、誰もが手軽に使えるシステムの開発でした。
現在、早稲田大学総合研究機構・応用脳科学研究所の熊野宏昭教授を取締役、齋藤順一客員次席研究員を執行役員として万全の開発チームメンバーと共に取り組んでいるのが心療内科等の臨床現場で用いられる「認知行動療法」をベースに、そのメソッドをシステム化したメンタルヘルスセルフケアアプリ「Dr.アプリ®」の開発です。
Dr.アプリ®の開発には「横超」の概念を取り入れています。
組織の内部だけではなく、組織の境界を越えて外の多様な領域の組織・人々に接し、横の学び合いによる創発を生み出していきます。アプリの利用者様にとって「最高」「最適」であるために、他社様が有する優れた技術を積極的に取り入れ、協働と連帯を志向する、共感に基づくプラグマティックなアプリを目指しています。
また、社内に「暗黙知」を取り入れてまいります。
それは個人が経験や直感に基づいて言語化されていないので他の人と共有することは難しいですが、ビジネスにおいて非常に重要な役割を果たすと考えています。チームメンバーがお互いの暗黙知を理解し、共有することで創造性やイノベーションの源泉にもなります。新たなアイデアやアプローチを生み出すことで、競争力のあるビジネス戦略を構築することができると考えています。
ロゴスサイエンスは幅広い分野での研究や技術の開発、教育の推進の取り組みをシステム化し、すべての科目の医師が活用できるようにしたいと考えています。
私たちは自信を持って次世代に引き継ぐ社会の一助になりたいと考えています。
自分自身、
2023年5月胃がん摘出、7月に大腸がんを摘出し12月には大腸ポリープの摘出手術を経験しました。
息抜く力、生き抜く力を教えて頂きました。がんサバイバーとしてメンタルヘルスケアがどれほど必要か、家族や親しい知人にどれほど影響を及ぼすか身をもって感じることになりました。
自分の直感を信じて共感を発想する専門家集団をつくり皆さまと共感経営を行なってまいります。
ロゴスサイエンス株式会社
代表取締役社長 種村 秀輝